<Header>
<Author: 王之渙>
<Title: 橫吹曲辭 出塞(涼州詞二首其一)>
<Format: 格式不明>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 出塞>
<BookPage: 87>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
黃砂直上白雲間，
一片孤城萬仞山。
羌笛何須怨楊柳，
春風不度玉門關。
<End Poem>
<Translation>
黄河（こうが）をその流（なが）れに沿（そ）って白雲（はくうん）のただようあたりまで、はるかにさかのぼって来（く）ると、高（たか）くそびえる山（やま）に、ただ一（ひと）つ孤立（こりつ）して見（み）える城塞（じょうさい）がある。

折（おり）から聞（き）こえる羌（城塞）の人（ひと）の笛（ふえ）よ。今（いま）は折楊柳（せつようりゅう）の曲（きょく）などを、哀怨（あいえん）の情（なさけ）をこめて奏（そう）する必要（ひつよう）がどうしてあろうか。この玉門関（ぎょくもんかん）には、春（はる）の風（かぜ）など吹（ふ）いて来（く）ることはないのだから。
<End Translation>